2010年7月14日水曜日

Ma のカンチガイ

 子供たちは、日本の学校へは行っていません。その代わり、1週間に1度の補習校で日本の教科書による日本の授業を受けています。日本にいたら5日間で学習する内容を土曜日1日だけで学ぶのです。もちろん宿題の量は多く、学校で学び、家で定着させることになります。
先週、期末試験があり、その勉強をしていた時のこと。
「日本の南の方にある海って何って言うか知ってる。」とMa から母へ、抜き打ちチェックがありました。太平洋と大西洋、日本海ぐらいしかわからない母は「わからない~」。
そしたら、Ma はすかさず「トウシナ」だよって誇らしげに答えるんです。
もちろん意味が分からない母。
夕ご飯を作る手も止まり、「・・・・・・・・・・・・・・」が続く。
そして・・「東シナ海じゃーーん」 
力が抜けました~。
その後「トウシナって太平洋のことを太平って言ってるようなもんだよ。っていうか、読み方ゼンゼン違うし。」と、母に攻撃され、抜き打ちチェックのつもりが返り討ちにあったMa でした。

 1週間に1度の授業に東シナ海なんて出てなかったのかもね。東シナ海なんて、重要度が低そうだもんね。聞いたこともないのは、読めないよね。
私がブラジルにいたころ、O157 が日本で流行っていました。
インターネットもそれほど普及していない時代。
NHKの国際放送もまだブラジルには流れていない時代。
数日遅れの新聞だけが、日本の情報源でした。
私はO157 のことを0157(ゼロ157)とずっと読み続けていました。

 そして、昨日、「腕」という漢字を練習していたMa 。
「鉄腕」が読めずにきいてきたので、「てつわんだよ~、鉄腕アトムってあったじゃ~ん。」
若いお母さんなら、“鉄腕ダッシュ”とかいうのかもしれませんが、私は“鉄腕アトム”でした。
「え~、ゲキダンアトムじゃなかったけ??」
劇団アトムですか、おじょうさん・・・

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